97年明けましておめでとうございます。
中央地区評としての新春旗開きに多数出席いただきましてありがとうございます。
今年は、憲法・地方自治・労働基準法がそれぞれ施行・制定され50年の節目の年となります。憲法の民主的原則である基本的人権-生存権を脅かす、医療・社会保障の大改悪、地方分権の名の下の地方自治の破壊、労働法制の全面改悪による労働権の侵害など、規制緩和と大競争時代に名をかりた生命と賃金・雇用破壊攻撃がすざましいものとなつています。
これをゆるせば、21世紀は、これまでの概念を打ち崩す改悪どころか憲法の民主的原則が変質させられ、我々の想像を絶する働かされ方になっていくのではないでしょうか。
一方府政に目を転じれば、大阪府財政の危機は、全国的にも突出した状況であり、横山府政はこれをこれまでの自民党府政と変わりなく、大企業奉仕、府民・職員犠牲で糊塗しようとしています。「公金不正支出」に端を発した会計の民主的執行についても、官・官接待や大企業との癒着問題を棚上げにし、職員にしわ寄せしようとする府の姿勢は、断じて容認できません。
府民・職員の要求を前面にたて、いまこそ清潔・公正・民主的な府の行財政の確立と、超勤問題についても大胆な討論と具体的政策提起がもとめられているとかんがえます。
中央地区評もこれまでの各支部の方針確立うえにたった本庁における一致点での運動の展開から、残業問題では、一歩突っ込んだ政策提起についても論議をすすめていきたいと考えます。
なによりも、中央地区評の組合員・職員の未来をも見通した運動、21世紀が豊かで、希望のもてる社会とするため、重要なこの1年皆さんと共に奮闘する決意をのべ幹事会を代表してのあいさつとします。